この日は仕事がお休み。
気分転換もかねて、古着屋さんへ行ってきました。
目的はひとつ。
少し前にこのお店で買った、♡のバックポケットがかわいいジーンズに合わせるトップスを探すこと。
……だったんですけどね(笑)。
気づけば、お客様なのに接客していた(笑)
お店に入ると、先に一人のお客様がいらっしゃいました。
最近引っ越してきたばかりで、
「レディースの古着屋さんってないのかな?」
と思いながら散策していたところ、たまたまこのお店を見つけて入ったそうです。
レディースの古着を扱うお店って、意外と少ないんですよね。
しかも、このお店はカラフルでちょっと個性的な服がたくさんあって、見ているだけでも楽しい。
そんな話を聞きながら、私は私で店内の服を見ていました。
すると、試着をしていたそのお客様がフィッティングルームから出てきて、
「迷う〜」
と悩んでいる様子。
そのときオーナーさんから、
「どう思います?」
と、なぜか私にも感想を求められました(笑)。
そこから、
「こっちも似合ってる!」
「それもかわいい!」
なんて話しているうちに……
気づけば私も一緒に接客してる(笑)。
接客していたはずが、今度は接客される
さらにおもしろかったのはここから。
私もおしゃべりしながら、気になったジャケットをセルフで羽織っていたら、
「めちゃ似合ってます〜!」
と、そのお客様から声を掛けてもらいました。
あれ?
今度は私が接客されてるやん(笑)。
そこから、
「この辺でおいしい食べ物ってありますか?」
「何か名物ってあります?」
なんて話にもなって、服からどんどん会話が広がっていきました。
私が普段働いている売場でも、お客様同士の会話が始まることはあります。
隣のフィッティングルームから出てきた人を見て、
「そのパンツ素敵!私も同じの穿いてみたい!」
なんてことも。
特に年配のお客様が、ほかのお客様に「それ似合ってるわよ」と声を掛けて、そこから初対面同士で話が盛り上がることもあります。
だから、お客様同士で会話が生まれること自体は、それほど珍しい光景ではありません。
でも、この日の古着屋さんでは、それとはまた少し違う感覚がありました。
古着屋さんでは、時間がゆっくり流れる
小さなお店の、ちょっと閉ざされた空間。
オーナーさんと、たまたま居合わせたお客様と私。
試着した服の感想を言い合って、今度は私が「似合ってます〜!」と言ってもらって、そのうち服とはまったく関係のない、おいしいものや名物の話までしている(笑)。
誰かが急いで次へ行くわけでもなく、なんとなくその会話がずっと続いていく。
服を見ながら知らない人同士であれこれ話していると、時間の流れが少しゆっくりになる。
あぁ、私、この感じが好きなんだな。
そう思いました。
♡ジーンズに合わせる服を探しに来たはずが……
先にいらっしゃったお客様が帰られたあとは、今度こそ本来の目的へ。
♡ポッケのジーンズに合わせるトップス探しです。
そして見つけたのが、70年代の半袖シャツ。
ちゃんと目的の服、見つかりました。
……それだけで帰ればよかったんですけどね。
ユーロの羽織りと、花柄のスカートまで連れて帰ってきました(笑)。
完全に予定外。
でも、古着ってこういうところも楽しいんですよね。
「今日はこれを探そう」と思って行っても、まったく違う服に出会ってしまう。
そして帰るころには、オーナーさんが「服のたしなみ」の読者さんにもなってくれました。
服があると、知らない人とも話せる
この日このお店に来なければ、出会わなかったお客様。
♡ジーンズを買っていなければ、探していなかったシャツ。
今まで話していなかった、自分のブログのこと。
考えてみれば、全部たまたまです。
普段の売場でも、この日の古着屋さんでも、服がきっかけになって初めて会った人同士が話し始める。
服って、着るだけじゃなくて、人と話すきっかけにもなるんだな。
仕事では、どうしても売上や結果を意識してしまう毎日。
でも、この日はそんなことを考えることもなく、知らない人と「それ似合う!」「こっちもかわいい!」なんて話していました。
古着屋さんも、お客様との出会いは一期一会。
そして、あの小さな空間でなんとなく続いていく時間が、私はけっこう好きみたいです。


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