私、売場ではわりと「売る人」だと思われています。
自分で言うのもなんですが(笑)、毎月個人売上はトップになることが多く、社員さんからは
「息を吸うように売っていますね」
なんて言われることも。
そんな私ですが……
今日は、売れませんでした。
いやー、後味が悪い(笑)。
売れない理由なら、いくらでもあった
今日は晴れて気温も高め。来店されるお客様自体が少なく、秋物もまだそれほど動きません。
トップスは値段の下がったセール商品が中心。
ボトムも単品での購入が多く、なかなかセット販売につながらない。
「今日はこんな日なのかな」
そう思いながらも、接客にはいつも通り入っていました。
最初に接客したのは、かなり細身の男性のお客様。
探していたのは、黒のストレートシルエットのスラックスでした。
ただ、お客様に合いそうなXSサイズの取り扱いがなく、メンズではご希望に合うものが見つかりません。
それなら……とレディースまで探して試着していただきましたが、今度は股上の浅さが気になるとのこと。
できるところまでは探したつもりでしたが、結局購入にはつながりませんでした。
「欲しいもの」がはっきりしているほど難しいこともある
次に接客した女性のお客様は、デニムオンデニムをしたいとのこと。
希望されていたのは、柔らかい生地のセミワイド〜ストレートのジーンズ。そして、そのジーンズとまったく同じ色のGジャンかデニムシャツ。
かなり明確です。
ところが、レディースで上下を同じシリーズで揃えられるものは、カーブシルエットのジーンズのみ。
カーブは苦手とのことでした。
メンズなら上下で揃えられるものもありましたが、生地が硬かったり、似たものをすでに持っていたり……。
いろいろお話ししながら探しましたが、こちらのお客様にも納得していただけるものを提案できませんでした。
売りたい気持ちはある。
でも、店にないものは売れない。
分かってはいるんです。
分かってはいるんですけどね(笑)。
もう一本すすめたかった。でも……
別のお客様には、ジーンズを10本以上お見せしました。
実際に何本も試着していただき、最終的には2タイプまで候補が絞れました。
販売員としては、ここまでくれば、
「せっかくなので、2本どうですか?」
と言いたいところ。
私も言おうと思いました。
でも、お話をしている途中で、
「最近、服を買いすぎて家族に怒られた」
と聞いていたんです。
……言えませんでした(笑)。
結果、お客様がより気に入った1本をご購入。
もちろん、1本でも気に入ったジーンズを見つけてもらえたのはうれしい。
だけど、売上だけを考えれば、もう一押しできたのかもしれない。
かといって、あの場面でもう一本すすめることが、本当にいい接客だったのかと言われると、それも違う気がします。
売れるのが当たり前になっていたのかもしれない
実は前日、私と同じように接客を中心にしているスタッフが、かなり売上を伸ばしていました。
セット販売もしっかり取れていたそうです。
すごいなと思います。
でも……
悔しくないと言ったら、嘘になります(笑)。
毎月、自分が個人売上トップになることが当たり前になっていたからこそ、余計に気になるのかもしれません。
しかも今日は、ブランドとして力を入れている商品も売れなかった。
お客様が少なかったから。
暑かったから。
欲しい商品が店になかったから。
理由を挙げようと思えば、いくらでもあります。
それでも、
「私、もっと何かできたんじゃない?」
という気持ちが残りました。
18年やっていても、売れない日は悔しい
みんなの前では、わりとすましています(笑)。
「今日売れへんねんけどー!」
なんて騒ぐタイプでもありません。
ましてや「息を吸うように売る」とまで言われている手前、なおさら言いにくい(笑)。
でも、本当はちゃんと焦るし、ちゃんと悔しい。
接客しても売れない日もある。
商品がなくて、どうしようもないときもある。
売上が欲しくても、お客様の話を聞いたからこそ、それ以上すすめられないこともある。
販売員にできることと、できないこと。
その境目がどこなのか、今日はまだ答えが出ていません。
ただ一つ言えるのは、
18年販売員をしていても、売れない日はやっぱり悔しい。
「今日は仕方なかった」
そう割り切ってしまえば楽なのかもしれません。
でも、今日の私はまだそこまで割り切れないみたいです(笑)。
いやー、ほんと後味の悪い一日でした。
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