今日は、試着室での接客中に「あ、これは気をつけたほうがいいかも」と感じたことがありました。
ほんの些細なことなのですが、接客をするうえでは大切なことかもしれません。
今履いているジーンズと同じサイズなのに……
フレアジーンズを履いて来店された女性のお客様。
ちょうどフレアジーンズを見てくださっていたので、お話を伺うと、今履いているものの色違いや新作も気になっているとのことでした。
まずは今履いているジーンズのタグを確認。
「28インチですね」
それなら、と同じ28インチから試着していただくことにしました。
ところが、
「入らない!」
同じブランドのフレアジーンズでも、商品が違えばサイズ感が違うことがありますし、新品なら生地が馴染んでいなくて、より窮屈に感じてしまいます。
そこで一つサイズを上げてみることに。
それでも色違いは入らず、さらにもう一つ上のサイズも試していただくことになりました。
「こちら29インチです」「次は30インチです」
私はお客様にも今どのサイズを履いているのか分かっていただいたほうがいいと思い、
「こちら29インチです」
「今度は30インチです」
と、サイズを声に出しながらお渡ししていました。
そのときです。
ふと気になったのが、すぐ横のフィッティングルーム。
別の女性のお客様が試着されていました。
そしてサイズを伝えたとき、ジーンズを試着中のお客様の表情が一瞬、
「もう💦」
と言っているように見えたんです。
そこで初めて、
あ……サイズ、声に出さないほうがよかったかな。
と思いました。
分かりやすく伝えることだけが接客じゃない
もちろん、お客様から「サイズを言わないで」と言われたわけではありません。
その後はご本人から、
「29と30、どっちがいい?」
と普通にサイズを口にされていました。
だから、本当はまったく気にされていなかったのかもしれません。
でも、私は少し引っかかりました。
自分で自分のサイズを口にすることと、販売員がほかのお客様にも聞こえる場所でサイズを伝えること。
同じ「29」「30」という数字でも、受け取り方は違うのかもしれない。
私は、分かりやすく伝えようと思って、サイズを声に出していただけ。
でも、それがお客様にとって必要なことなのかは、また別の話です。
「一つ上、お持ちしました」でよかったのかも
振り返ってみれば、
「一つ上のサイズ、お持ちしました」
「もう一つ上も試してみましょうか」
でも十分伝わります。
具体的なサイズを確認するときだけ、タグを見せながら小さな声でお伝えしてもいい。
とくにフィッティングルームは、体型やサイズについて普段以上に敏感になる場所です。
そして、すぐ隣には別のお客様がいることもあります。
お客様に伝わればいい、だけではなく、誰にまで聞こえるのか。
そこまで考えるのも、試着室での接客には必要なのかもしれません。
今日の接客で教えてもらったこと
長く販売員をしていても、接客中に「あ、今の言い方、違ったかも」と気づくことがあります。
今回も、何か大きな失敗をしたわけではありません。
良かれと思ってしていることでも、お客様の立場から見ると違って見えることがある。
次に同じ場面があったら、私はきっとサイズの伝え方を少し変えると思います。
こういう小さな気づきを一つずつ増やしていくことも、接客なのかもしれません。
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